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心臓超音波検査のご案内

心臓超音波検査のご案内

植谷医院では、長年、愛知県内の基幹病院で多くの心臓疾患の研究・治療をおこなってきた循環器内科の専門医が心臓超音波検査による心臓疾患の発見と治療をおこなっております。

2022年6月より最新機種(LOGIQ Fortis, GEヘルスケア・ジャパン)を導入しより高画質な検査と、詳細な左室機能解析が可能となりました。

心臓超音波検査(心エコー)とは

左胸に当てたプローブから発生する超音波を心臓にあてて、返ってくる反射波を同時にプローブで取り込んで解析することにより動いている心臓の画像にリアルタイムに表示する検査です。超音波は無害で放射線による被曝の心配がありませんので、繰り返しても安全に行うことができ、検査中の痛みもありません

呼吸困難や胸の痛み、足のむくみや息切れ・動悸など症状がある場合、心臓の状態を評価し治療の必要性や方法を判断します。 また、検診のレントゲン写真で心臓が大きいと言われたり、心電図で異常があるといわれた時に、心臓の異常の有無を見分ける重要な手掛かりとなる検査です。

心臓超音波検査でわかること

心臓超音波検査では次のようなことがわかります。

①心臓の大きさ、形、心臓の壁の厚さ、動き方

一般的には心臓が体格に対して大きくなったときは心臓が弱っていることが多く、大きさを評価することは大変重要です。左心室や左心房など心臓の場所ごとに大きさを計測することにより心臓の状態を詳しく評価することができます。心臓が弱ってくると、心臓の形もしだいにボールのように丸くなってくることも知られています。

また、心臓の壁の厚さを調べることで、心肥大があるかどうかもわかり高血圧の重症度などを評価することができます。心臓の動き方が調べられるのも大切な点で、心筋梗塞の場合は梗塞が起こり、収縮運動をしない心筋の場所や範囲がわかりますし、さらに収縮の強さや心臓が血液を取り込んで拡張するときの広がりやすさを調べて心臓全体の機能を評価することができます。

2022年6月より導入した新規超音波装置によりほぼ前例で左室スペックルトラッキング解析を実施。GLS(Global longitudinal strain )の計測により特に左室駆出率が維持された心不全(HFpEF)、抗腫瘍薬や新型コロナウイルスワクチンなどによる薬剤性心筋障害、心臓アミロイドーシスなどの二次性心筋症の評価をよる詳細に行うことが可能となりました。

スペックルトラッキング(Speckle tracking)法による左室ストレイン解析について

②血液の流れる速度、方向

心臓は四つの小部屋からなり、正常な心臓ではこの部屋の中を血液が一方向に流れています。血液が一方向に流れるように部屋と部屋の間に四つの弁(一方向にしか入れない扉のようなもの)がついているのです。もし弁がうまく機能しなくなって血流が逆流する場合は「弁逆流」、弁が開きにくくなって血液がスムーズに流れなくなったときは 「弁狭窄」と診断します。このように弁がうまく機能しない病気を 「弁膜症」と呼んでいます。超音波検査では血液の流れる速度や方向がわかりますから、弁逆流の場合は、弁のところで逆向きに流れる血流を検出することによって診断がつきます。

弁狭窄のときは、開きにくくなった弁のところで加速され、速くなった血液の速度を測ることによって診断できます。こうした弁疾患の重症度も評価することが可能です。さらに、心房中隔欠損症や心室中隔欠損症などのように、生まれつき心臓の壁に孔があいているような病気の場合も、そこを通る異常な血流を検出することによって診断できます。

 

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