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健康診断でコレステロール・脂質異常を指摘された方へ  [2025.03.12更新]

健康診断でコレステロールや脂質異常を指摘されても、自覚症状がないため軽視されがちですが、放置すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。適切な対応をとることが重要です。以下に、よく見られる脂質異常の種類や必要な対応について説明します。

1. 健診でよく見られる脂質異常

健康診断では血液検査を通じて脂質異常が指摘されることが多く、以下のような指標が重要になります。

  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
    動脈硬化を進行させる主要因で、基準値より高いと心血管疾患のリスクが上昇します。

  • HDLコレステロール(善玉コレステロール)
    血管の健康を保ち、余分なコレステロールを肝臓に戻す働きがあります。低すぎると動脈硬化のリスクが高まります。

  • 中性脂肪(トリグリセリド)
    エネルギー源として重要ですが、過剰になると肥満や脂肪肝のリスクが高まります。

  • 総コレステロール
    LDL、HDL、その他のコレステロールを合計した値で、総合的な脂質バランスを示します。

脂質異常は単独で問題を起こすこともありますが、高血圧や糖尿病と合併すると動脈硬化のリスクがさらに増加するため、早めの対応が重要です。

2. 必要な検査

脂質異常を指摘された場合、追加で以下のような検査が必要になることがあります。

  • 血液検査(詳細な脂質プロファイル)
    健診の基本的な検査に加えて、リポ蛋白の種類や比率を詳しく調べることがあります。

  • 動脈硬化検査(頸動脈エコー・ABI/CAVI)
    動脈の硬さや血流の状態を調べ、すでに動脈硬化が進行していないかを確認します。

  • 肝機能検査(AST、ALT、γ-GTP)
    中性脂肪が高い場合、脂肪肝が疑われるため、肝機能のチェックが必要です。

  • 血糖・HbA1c検査
    脂質異常と糖尿病は関連が深いため、血糖コントロールの評価を行います。

  • 心電図・心エコー検査
    動脈硬化が進んでいる場合、心臓に影響がないかを調べるために実施することがあります。

3. 内科医を受診する際の注意点

脂質異常が指摘された場合、内科(循環器内科や代謝内科)を受診することが勧められます。受診時には以下の点に注意しましょう。

  • 過去の検査結果を持参する
    健診の過去のデータがあれば、コレステロールや中性脂肪の変化を確認できます。

  • 生活習慣を整理する
    ・食生活(脂質の多い食事、甘いもの、加工食品の摂取量など)
    ・運動習慣(週に何回、どの程度運動しているか)
    ・喫煙・飲酒の有無
    ・体重の変化

  • 家族歴を確認する
    家族に脂質異常症や心血管疾患の既往がある場合、遺伝的な要因が関係している可能性があります。

  • 自覚症状の有無を伝える
    自覚症状がない場合でも、動悸、息切れ、頭痛、倦怠感などがないかを振り返り、医師に伝えましょう。

まとめ

健康診断で脂質異常を指摘されてもすぐに深刻な症状が出るわけではありませんが、長期的に放置すると動脈硬化が進行し、心血管疾患のリスクが高まります。追加の検査を受け、食生活や運動習慣の見直しを行い、必要に応じて治療を開始することが重要です。

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健康診断で肝機能異常を指摘された方へ  [2025.03.10更新]

健康診断で肝機能異常を指摘されると驚かれるかもしれませんが、多くの場合は生活習慣の影響や一時的な変動によるものです。ただし、放置すると肝障害が進行する可能性もあるため、適切な対応が重要です。以下に、よく見られる肝機能異常の種類や必要な対応について説明します。

1. 健診でよく見られる肝機能異常

健康診断では、血液検査の結果をもとに肝機能異常が指摘されることが多いです。代表的な項目には以下のようなものがあります。

  • AST(GOT)・ALT(GPT)
    肝細胞の障害を示す酵素で、数値が高い場合は肝炎や脂肪肝の可能性があります。ALTが特に高い場合は肝臓由来の異常が疑われます。

  • γ-GTP(ガンマGTP)
    肝臓や胆道の状態を反映する酵素で、アルコールの影響を受けやすいです。過剰な飲酒や脂肪肝、胆管疾患などで上昇します。

  • ALP(アルカリホスファターゼ)・総ビリルビン
    胆道系の異常(胆汁うっ滞など)を示唆することがあり、胆石や肝内胆管障害の可能性が考えられます。

  • LDH(乳酸脱水素酵素)
    肝炎や肝障害で上昇することがありますが、心筋や腎臓など他の臓器の影響も考慮する必要があります。

  • アルブミン・プロトロンビン時間
    肝臓の合成機能を反映し、慢性肝疾患(肝硬変など)では低下することがあります。

2. 必要な検査

肝機能異常を指摘された場合、追加で以下のような検査が必要になることがあります。

  • 超音波(エコー)検査
    脂肪肝、肝腫瘍、肝硬変の有無を確認するために行われます。

  • 腹部CT・MRI
    肝臓の詳細な構造を評価し、腫瘍や血流異常の有無を確認します。

  • ウイルス肝炎検査(B型・C型肝炎ウイルス)
    慢性肝炎の原因となるウイルス感染の有無を調べます。

  • 血清鉄・フェリチン検査
    鉄過剰による肝障害(ヘモクロマトーシスなど)の可能性を調べます。

  • 脂質・糖代謝検査
    脂肪肝のリスク因子として、コレステロールや血糖値を測定します。

  • 肝線維化マーカー
    肝臓の線維化の進行度を評価し、慢性肝疾患の進行状況を判断します。

3. 内科医を受診する際の注意点

肝機能異常を指摘された場合、内科(消化器内科)を受診することになります。受診時には以下の点に注意しましょう。

  • 過去の検査結果を持参する
    健康診断の過去のデータがあれば、異常値の変化を確認できます。

  • 生活習慣の情報を整理する
    ・アルコール摂取量(週にどの程度飲むか)
    ・食生活(脂肪分の多い食事、糖質の摂取量など)
    ・運動習慣の有無
    ・服用中の薬やサプリメント

  • 家族歴を確認する
    肝疾患の家族歴があるかどうかを医師に伝えると、遺伝的な要因も考慮した診断ができます。

  • 自覚症状の有無を伝える
    自覚症状がない場合でも、倦怠感、食欲不振、黄疸、右上腹部の違和感がないかを振り返り、医師に伝えましょう。

まとめ

健康診断で肝機能異常を指摘されても、必ずしも深刻な病気とは限りません。しかし、脂肪肝や肝炎、肝硬変のリスクが潜んでいることもあるため、追加の検査を受けて正確な診断をつけることが重要です。日常生活の改善が効果的な場合も多いため、医師と相談しながら適切な対策を講じましょう。

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