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心電図検査のご案内

植谷医院では、長年、愛知県内の基幹病院で多くの心疾患の研究・治療をおこなってきた循環器内科の専門医が12誘導心電図検査による心疾患の発見と治療をおこなっております。

12誘導心電図とは

12誘導心電図とはベッドに寝て電極を手足と胸の数か所につけて、器械が波形を出力するものです。その波形から心臓に異常や疾患がないかをチェックします。

心電図のしくみ

心臓は1分間に約50-100回収縮・拡張し、その力で全身に血液を送っています。心電図検査は、収縮・拡張にともなって生じる微量の電気的な活動の様子をグラフの形に記録します。そのデータをチェックし、心臓が規則正しく動いているか、心筋に傷害がないか、などを検査します。12誘導心電図の様々な位置につけられた電極から得られた情報を判断することにより異常の生じている場所や方向を推測することができます。

心電図でわかること

心電図では、次のようなことがわかります。

①心臓の筋肉(心筋)の量

心臓の筋肉量が増大すると心電図の電位が増大するため心筋の肥大を評価することができます。

②心筋の壊死

心筋は心筋梗塞などで一度壊死(細胞・組織が死ぬこと)に陥ると再生しないため、壊死に陥った心筋有無・部位を心電図で推定することができます。

③心筋の虚血

心筋は一日中動いているため非常に多くの酸素を必要とします。心臓はその周りを走る冠状動脈からの血液により酸素を供給されていますが、この供給が不足となった場合心電図に変化を生じることが有ります。

④心拍数やそのリズム

通常の状態では、心臓の特定の部位(洞結節)から出た刺激が、一定のルート(刺激伝導路)を通って心筋に伝えられ、その刺激で心筋は規則正しいリズムで収縮・拡張します。洞結節からの刺激やこの刺激の伝達がうまくいかない場合、心拍のリズムが乱れることが有ります。

⑤カリウムなどの電解質のバランスの異常

特に透析治療を受けている方や腎不全により尿が出なくなった場合、電解質の異常が起こりやすくなります。

⑥心臓を包んでいる膜(心膜)の異常・炎症

⑦遺伝的な原因などで突然死を起こすような危険な不整脈が起きやすい体質の評価

薬の副作用やQT延長症候群やブルガダ症候群といった危険な不整脈を起こしやすい状態が心電図に現れる場合があります。

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