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インフルエンザ迅速診断キット

インフルエンザ迅速診断キットとは抗原抗体反応を用いて数分でインフルエンザ感染の有無を調べる検査です。

インフルエンザの検査キットとは、インフルエンザを診断するため使用される道具です。柔らかい綿棒を鼻や喉の奥に入れてインフルエンザウイルスが多数存在する場所の粘液を採取します。鼻や喉の奥に綿棒を入れられるため、一瞬ではありますが小さなお子さんや初めての人には少し辛い検査になるかもしれません。綿棒がどうしても辛い方や小さなお子様で鼻水が採取できるかたは鼻水で代用することもあります(感度がやや低下するようですが)。

抗原抗体反応を利用したキットを用い数分程度でインフルエンザ感染を判定することが出來ます。またA型・B型を区別して診断できます。

この検査の感度は約65%程度 特異度は約98%とされています(Ann Intern Med. 2012;156(7):500-511.)。これはどういうことかというと陽性であればほぼインフルエンザ感染は間違いないと思われますが、陰性の場合でもインフルエンザの可能性が否定できないということになります。特に発熱してからあまり時間がたっていない状況で検査をすると陰性と出てしまうことが多いようです。もともとのインフルエンザの確率が50%の人に検査した場合陽性の場合インフルエンザの確率はほぼ100%となりますが陰性の場合でも約30%はインフルエンザの可能性があるといえます。

従って検査が陰性でも症状・周囲の状況や経過からインフルエンザが疑わしい場合は時間をおいて再検査したり、場合によってはインフルエンザとして診療を進める場合もあります。

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