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胆石症

[2021.12.07]

胆石(たんせき、gallstone)は、肝臓から分泌される、胆汁の成分が固まって胆嚢内・胆管内に溜まったもの。胆石の成分によって何種類かあり、色も形も多様である。胆嚢炎などは、ほとんど、胆石が原因である

胆石症とは、胆のうや胆管に石ができて、痛みなどさまざまな症状を引き起こす病気の総称です。
胆汁という一種の消化液が肝臓でつくられ、胆管を通って十二指腸に放出されます。この胆汁が何らかの原因によって固まり、「胆石」と呼ばれる石ができてしまうことがあるのです。
この石は、胆汁が濃縮される胆のうに一番よくできます。(胆のう結石)
しかし、時には胆管のいろいろな場所にできてしまうこともあります。(胆管結石)
超音波検査などで胆のうに石が見つかっても、本人にはまったく症状がないことは決して珍しくありません。
症状がなければそのまま経過を見て胆管結石になっていないかなど超音波検査で定期的に観察していく必要があります。
胆石発作では何の前触れもなく、突然激しい上腹部痛に襲われます。ただし、発作の背景には暴飲暴食や過労があったり、いままでも上腹部の調子が悪かった場合もあります。
胆石により胆道が閉塞すると、胆のうや胆管にたまった胆汁に感染を起こし、急性化膿性閉塞性胆管炎を起こすことがあります。発熱、黄疸、右上腹部痛に意識障害およびショック症状が加わり、死亡率は40-70%にも達します。高齢者では、1日2日で急速に悪化することもありますので、すばやい対応が必要です。緊急入院し抗生物質を使用しながら胆汁を管を通して外に出す治療や胆管に詰まった石を取り除く治療を行います。
胆石発作や胆のう炎になった方は多くの場合症状や炎症が落ち着いた時期に胆石と一緒に胆嚢を摘出する手術が行われます。

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