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骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

[2021.12.07]

骨粗鬆症(こつそしょうしょう、もしくは「骨粗しょう症」osteoporosis)とは、骨形成速度よりも骨吸収速度が高いことにより、骨に小さな穴が多発する症状をいう。背中が曲がることに現れる骨の変形、骨性の痛み、さらに骨折の原因となる。骨折は一般に強い外力が加わった場合に起こるが、骨粗鬆症においては、日常生活程度の負荷によって骨折を引き起こす。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がもろくなる病気です。
 体内で骨を作る量よりも、削られる量が増えると骨の量が減少してゆき骨がもろくなります。骨量(骨密度)は20歳前後でピークに達します。40歳代半ばまではほぼ一定です。50歳前後から多くの人では低下していきますが、女性では50歳代で急な低下がみられます。
 長年の生活習慣(喫煙、アルコール・カフェインの多飲、日照不足など)が原因となることから、生活習慣病との関連も重要と考えられています。
女性ホルモンのひとつ、エストロゲンは、骨吸収を抑える作用があります。閉経により、エストロゲンの分泌量が減ると、骨吸収を抑える力が弱くなり、骨吸収が増加してしまいます。そのため、閉経後の女性では特に骨がもろくなりやすいのです
 背中や腰が痛む、背中や腰が曲がってくる、身長が縮んでくるなどの症状があります。初期には目立った症状がないので気づかずに骨折したり、周囲の人から指摘されてはじめて気づく場合が少なくありません。
 重症になると、咳やくしゃみの衝撃でも背骨を骨折することがあります。また、背中や腰の痛み、太ももの付け根の骨折などにより、寝たきりになることもあります。『骨折・転倒』は、介護が必要となる主な原因のひとつです。背中や腰が曲がると、内臓を圧迫するので息苦しくなったり、胸焼けがすることもあります。
 骨密度を維持して骨折を予防するため牛乳・乳製品・魚介類などカルシウムを多く含む食品をとることや運動していただき、骨密度を維持するような薬剤を使用して骨密度の低下を抑える治療を行います。

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