過活動膀胱
[2021.12.07]
過活動膀胱(かかつどうぼうこう、overactive bladder、OAB)は泌尿器科の疾患であり、膀胱の不随意の収縮による尿意切迫感を伴う排尿障害である。病因に基づき、神経因性OABと非神経因性OABに大別される。
以前と比べ、おしっこの回数が多い、トイレに間に合わないことがある、夜トイレによく起きる。そのような悩みの多くは過活動膀胱や前立腺肥大症(男性のみ)といった病気の場合があります。
日本人では40歳以上の方の8人に1人(12.4%)が過活動膀胱の症状をもっており、日本には、810万人の過活動膀胱の患者さんがいると考えられます。また、過活動膀胱の患者さんの割合は年齢が高くなるほど増加することがわかっています。
過活動膀胱の治療には、膀胱の勝手な収縮を抑え、膀胱に尿がたくさん貯まるようにする働きのあるお薬がよく処方されます。
過活動膀胱以外にも膀胱炎や糖尿病など他の病気でも尿の回数が増えることがあるので症状が強い場合などには他の疾患についても調べる必要があります。