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胸部大動脈瘤

[2021.12.08]

大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう、英Aortic aneurysm)とは、大動脈の血管が拡張ないし血管壁が解離する疾患。横隔膜より頭側に生じるものを胸部大動脈瘤(解離)という。

 

大動脈瘤とは、正常な大動脈内腔の一部位、または複数部位が病的に拡張した状態のことを言います。端的に言えば、大動脈が正常径の1.5倍以上に、永久的に拡張した状態です。

胸部大動脈瘤は、ほとんど自覚症状がないため、知らない間に大きく膨らんでいることがあります。動脈瘤が大きくなると声がかすれたりすることも有りますが胸部レントゲン検査やCT検査で初めて発見されることも少なくありません。

大動脈瘤が破裂した場合は、激しい胸痛や背部痛が起こります。破裂による出血多量で急速にショック状態に陥り、死に至ることもあります。

大動脈瘤は時間とともに徐々に拡大していく場合が多く形状にもよりますが一定の大きさより拡大すると破裂のリスクが急速に高まるため大動脈を人工血管に交換する手術や、ステントグラフトと呼ばれる大動脈を補強する治療を行います。

このためCT検査などで定期的に確認していくことが必要です。

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