異型狭心症(冠攣縮性狭心症 Vasospastic angina)とは冠動脈が収縮することによって血流が低下し心筋への血液供給が減少することによって生じる狭心症のことである。

異型狭心症(冠攣縮性狭心症)とは心臓の血管が極度に縮んでしまうために生じる病気です。

決まった時間帯や、決まったきっかけにより、胸が圧迫される、締め付けられる、息が切れる、場合によっては喉のあたりの違和感、肩の違和感などの症状が出現します。朝方の決まった時間帯に出現するというのが最も一般的ですが、他にたばこを吸った時、お酒を飲んだ後、といったような発症様式もあります。

心臓は体中に血液を送るポンプの働きをしています。心臓は1日10万回も拡張、収縮を繰り返していますが、そのためには心臓自体も血液から酸素や栄養を受け取ることが必要です。その為の心臓を栄養する血管として大動脈起始部から冠動脈が出ています。冠動脈が狭窄、閉塞することによって胸が圧迫される、締め付けられる、息が切れる、場合によっては喉のあたりの違和感、肩の違和感などの症状が生じます。

血管攣縮とは血管の壁にある筋肉(血管平滑筋)が収縮してしまい血管の内腔(血液の通り道)が狭くなったり閉鎖してしまうことです。動脈硬化のない見た目はきれいな血管に生じることも多いですが攣縮を繰り返すことにより動脈硬化が生じたり血の塊(血栓)ができることもあります。

時間とともに攣縮がおさまる場合もありますが長時間攣縮が続いて冠動脈が閉塞すると命に関わる心筋梗塞を併発する恐れがあります。

通常はカルシウム拮抗薬などの血管拡張剤が有効で攣縮をコントロールすることが可能です。内服しても症状を繰り返す場合複数の薬を併用します。タバコは攣縮を誘発する作用が非常に強いのでこの病気の方は必ず禁煙してください。

しばらく発作がなくても薬を止めた時に強い発作が生じる場合があるので内服は必ず継続してください。

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