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メタボリックシンドローム

[2021.12.07]
メタボリックシンドローム(英: Metabolic syndrome)とは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態をいう。

メタボリックシンドロームとは、「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、複数の病気や異常が重なっている状態を表します。

どういう状態かというと、腸のまわり、または腹腔内にたまる「内臓脂肪の蓄積」によって、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の重なりが起こっていることを示しています。

皮膚のすぐ下にある脂肪ではないお腹の中の内臓の周りにある脂肪細胞の肥大化と脂肪細胞を取り囲むマクロファージ(炎症性細胞)の集積が、炎症とインスリン抵抗性(血糖値を下げる働きをもつインスリンが有効に作用しなくなること)をもたらし、これがメタボリック症候群の病態の基礎となっています。この状態は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまいます。  

メタボリック症候群の診断基準

メタボリック症候群の診断基準はウエストが男性85cm以上、女性90cm以上(内臓脂肪の面積が100平方センチ以上になっている目安)で、それに加え...

  1. 中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)40mg/dl未満
  2. 収縮期血圧(上の血圧)130mmHg以上かつ/または拡張期血圧(下の血圧)85mmHg以上
  3. 空腹時血糖110mg/dl以上 の脂質代謝、血圧、血糖の3項目のうち、2つ以上

これらがあてはまればメタボリック症候群だということになっています。

メタボリック対策 内臓脂肪を減らす方法

このメタボリックシンドロームの原因となる内臓脂肪を減らし、動脈硬化から脳梗塞・心筋梗塞などに至る合併症を予防するために、日常生活において次のようなことに気をつけてください。

  1. 規則正しい食事を心がけ、食事の量に気をつける。緑黄色野菜を摂る
  2. 運動不足を解消し、運動する(歩くなど)機会を増やす
  3. 禁煙
  4. アルコールを抑え、休肝日を週2回は作る

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