高血圧というのは、血圧が正常値より高い状態が維持されていることです。現在の定義では収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上の状態が持続していることとされています。高血圧の状態を放置していると、動脈硬化を促進し、脳卒中や心疾患、あるいは慢性腎臓病などの重大な病気につながります。

血圧とは何か?

血圧(動脈圧)とは心臓から動脈に送り出される血液が動脈の壁を押す力のことです。100mmHgという血圧は動脈から押し出される血液が水銀柱を100mm押し上げる圧力を持っているということです。心臓(左心室)が収縮して血圧を送り出すときにかかる圧力が最も高く収縮期血圧と呼びます。また心臓(左心室)が送り出す血液を受け入れ拡張するときに血圧は低くなり拡張期血圧と呼びます。

繰り返し測っても血圧が正常より高くなる状態を高血圧と呼びます。

高血圧の種類

高血圧には血圧の上がる原因が特定される二次性高血圧症と原因の分からない本態性高血圧にわけられます。血圧を調節するホルモンの異常(原発性アルドステロン症や褐色細胞腫など)や腎動脈狭窄などが二次性高血圧の原因となり高血圧の10%程度と考えられます。本態性高血圧は過剰な塩分摂取や肥満・運動不足などの生活習慣と遺伝的な因子が関与していると考えられています。

高血圧が引き起こす合併症

脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、脳内で出血が起きることによる脳卒中は命にかかわる病気で命が助かっても、運動障害や言語障害が残りやすく、長期のリハビリが必要となることも少なくありません。高血圧の脳卒中の最大の危険因子で脳卒中のリスクは収縮期血圧(最高血圧)が10mmHg上昇すると、男性で約20%、女性で約15%高くなります。

高血圧は、心疾患のリスクも高めます。収縮期血圧が10mmHg高くなると男性の場合心筋梗塞や狭心症の危険度が約15%も増加します。また心臓に負担がかかるため心臓のポンプ機能が傷害され心不全になると息切れやむくみが生じ呼吸困難となり入院したり命にかかわる状態になることもあります。

また腎臓にも負担がかかるため特に糖尿病の方で腎不全になりやすく血液透析が必要となる状態になる恐れもあります。

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