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慢性閉塞性肺疾患(COPD)

[2021.12.07]

慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん、COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は、代表的な慢性呼吸器疾患の一つであり、肺胞(肺の中のガスと血液との間で酸素や二酸化炭素の交換をおこなう小さい袋)の破壊や気道炎症が起きることにより息切れや咳・痰などの症状が起こり呼吸困難が進行していく病気

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。

タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。 最大の原因は喫煙であり、喫煙者の15~20%がCOPDを発症します。

タバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症がおきて、せきやたんが出たり、気管支が細くなることによって空気の流れが低下します。また、気管支が枝分かれした奥にあるぶどうの房状の小さな袋である肺胞(はいほう)が破壊されて、肺気腫という状態になると、酸素の取り込みや二酸化炭素を排出する機能が低下します。一度進行すると破壊された肺胞は修復されないため進行を止めることが最も重要です。従って禁煙することが非常に大切であると言えます。

歩行時や階段昇降など、身体を動かした時に息切れを感じる労作時呼吸困難や慢性のせきやたんが特徴的な症状です。 禁煙・運動など生活習慣を改善し気管支を広げる薬剤を使用し息切れなどの症状を軽減し運動能力を改善して生活の質を上げることを目標として治療を進めていきます。

ほとんどの方に喫煙歴があり肺癌の発生率が高いため定期的にレントゲンやCTの検査を行うことが重要です。

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